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奥山卓先生によるリハビリセミナー

平成27年4月から介護保険法(介護報酬)が改正されました。今回は、奥山卓先生に法改正後のリハビリの意義・取組み方・今後の流れについて講義いただきましたた。

参加者はなんと~~~~~50名弱!?

セミナー内容を紹介する前に(・へ・)

皆さんは「リハビリ」って知ってますか (;一_一)?

 基本、この言葉は世間一般的に浸透していると思います。少なからず知らない人はいないはずです。では、「リハビリ」ってなんですか?と聞かれたら何と答えますか(゜-゜)?

・「歩けない人が歩く練習をすること」

・「動かない手・足を動くようにしてもらうこと」

・「怪我や病気で弱ってしまった人が筋力をつけること」

・「患部をマッサージして痛みを緩和してもらうこと」 など。

一般的には間違いないと思います。こういった「リハビリ」を見たり、聞いたり、実際経験したりする事は多々あります。もともと「リハビリ」は「リハビリテーション」という言葉の略語です。

「リハビリテーション」という言葉の本来の意味を知っていますか(゜o゜)?

リハビリテーションは英語で書くと「Rehabilitation」という綴りになります。re(再び)+habilis(適した)、つまりRehabilitationとは「再び適した状況になること」「本来あるべき状態への回復」などの意味になります。更に、噛み砕いて表現すると「その人がその人らしさを再び取り戻すこと」がリハビリテーションと言うことになります。

では「その人がその人らしさ」とはどういう事でしょう(^-^)?

それは歩く事でも、腕や足が動く事でも、筋力がある事でもないと思います。その人らしさとは、「その人が好きなことやしたい事、しないといけない事をその人なりにしていて、ある程度そのことについて満足・充実している事、その状態を幸せに感じている事」だと思います。そしてこれはある言葉の定義と似ています。「健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあること」(WHO憲章)参考までに。

今回の法改定の内容も踏まえ、奥山先生より介護保険制度の流れを再確認レクチャーしていただきました。セミナーの様子を一部アップさせていただきます\(^o^)/

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本題である活動と参加に焦点をあてたリハビリテーションの推進についての講義の様子

一方通行的な講義ではなく全員参加型の講義でした。みんなで考え、正しい答えについて具体的に説明いただきました。始めは職員さん達は緊張ぎみでしたが、要所、要所で先生が冗談をいっては、失笑、、、、、、、、、、、、。

冗談を言っては笑いに変化してきました。堅苦しセミナーではなく、みんなで考え、みんなで楽しんで学ぶ時間になりました(^-^)

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通所リハビリテーションにおけるリハビリテーションマネジメントについての様子

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障害モデル・病理モデル・WHO憲章についての講義風景

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今回の法改定により、通所介護における個別機能訓練加算を算定する利用者については、住み慣れた地域での在宅生活を継続することができるように、生活機能の維持又は向上を目指し機能訓練を実施することが求められてきます。

法改定のなかでもうたわれていますが、活動と参加に焦点を当てたリハビリテーションの推進、つまり、生活機能=心身機能、活動、参加の要素にバランスよく働きかける効果的なリハビリテーションの提供を推進するため、そのような理念を明確化するとともに、活動と参加に焦点を当てた新たな体系の導入や、このような質の高いリハビリテーションの着実な提供を促すためのリハビリテーションマネージメントの充実を図ることとされています。

高齢者のリハビリテーション

【役割の創出、社会参加の実現】 地域の中に生きがい、役割をもって生活できるような居場所と出番づくりを支援する。家庭内の役割づくりを支援する、つまり参加へのアプローチ

【IADL向上への働きかけ】 掃除、洗濯、料理、外出等ができるように、意欲への働きかけと環境調節をする、つまり活動へのアプローチ

【ADL向上への働きかけ】 食事、排泄、着替え、入浴等ができるように、意欲への働きかけと環境調整をする、つまり活動へのアプローチ

【機能回復訓練】座る、立つ、歩く等ができるように、訓練をする、つまり心身機能へのアプローチ

上記内容に対して、リハビリテーションは、心身に障害を持つ人々の全人間的復権を理念として、単なる機能回復訓練ではなく、潜在する能力を最大限に発揮させ、日常生活の活動を高め、家庭や社会への参加を可能にし、その自立を促すことを目的としている。以上の内容を奥山先生よりレくチャーしていただきました\(^o^)/

皆さんもご存じだとおもいますが、三大介護という言葉がありますが、介護の柱に対しての肉づけも必要だと私は考えます。基本となるものは大事ですが、これからの時代はそれに対して変化が問われるところまできています。例えば、個人のニーズという言葉がありますが、一般的に「ニーズ」というのは「必要なこと」で「満たされなければいけないもの」を言い、介護サービスでは生活をしていくうえで困っていることや、本人や家族が援助してほしいと望んでいるもの、介護側で援助が必要ととらえているものを言います。別の言い方をしますと、ニーズとは「必要性」のことで、必要なものやサービスが欠けている「状態」のことで、その必要な生活水準を満たすために求められる要望とも言えます。

したがって、実際に介護においてニーズに基づいて提供される援助は必ずしも上記のものをすべて満たすということにはなりません。それはニーズという言葉をサービス利用者の希望を重視して解釈する立場もあれば、専門職の判断を重要視する場合もあります。

このことはニーズへ対応する際に、リスクへの対応(リスクマネジメント)も伴うことも意味します。

例えば、座って排便することで排便機能を維持し、オムツを使用せずポータブルトイレを使用することにすれば、ベッドからポータブルトイレに移乗する際の転倒リスクを増大させます。

これは「排便機能を維持」というニーズに対応するために生まれるリスク対応が必要となる。

これに対し、デマンドやウォンツというものは、デマンドであれば「要求」「こうしてほしいと思うこと」「望むこと」、ウォンツであれば「要望」「望むもの」であり「叶って欲しいもの」です。デマンドとウォンツは程度に違いはありますが、ほぼ同様な意味合いの言葉です。ニーズは顕在化した欲求、ウォンツは潜在化している欲求となります。リハビリテーション目的にもありますが単なる機能回復訓練ではなく、その人の潜在する能力・デマンドとウォンツを最大限にくみ取らなければならないと考えます。今後は固定的なサービス提供ではなく、月日を重ねることにニーズ、デマンドに合わせたサービス提供(厚労省より興味・関心チェックシート等)が非常に重要となります。そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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